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国際公募 2018第6回台湾国際ビデオアート展:オフライン・ブラウザー

締切
2018年04月30日(月)
コンペの概要

本展について
「鳳甲美術館」が邱再興氏によって1999年に設立されて以来、台湾の現代美術及びメディアアートの発展に長年寄与してきました。ビデオアートの創作と研究を充実させるという趣旨で台湾国際ビデオアート展を主催し、過去5回の開催を経て、ビデオアートの国際交流を促す対話のプラットフォームを構築することに努めてまいりました。

台湾国際ビデオアート展はビエンナーレであり、2018年の開催は第6回となります。本展のテーマ「オフライン・ブラウサー」に従って、キュレーターの許家維氏と許峰瑞氏が選出したアーティストの作品展示を行います。それに加えて、国際公募を実施し、本展のテーマに適した作品を募集いたします。台湾との間で、国境を超えた文化芸術の交流がより活発になることを期待しております。

 

また、本美術館からは、入選者に対して追加資料の提出について別途ご連絡いたします。入選していない方にはお知らせ致しませんので、予めご了承ください。

募集要項

コンペの募集内容
公募のテーマについて
今回、本展が掲げるテーマは「オフライン・ブラウサー」(Offline Browser)である。晩期資本主義はグローバルの規模でネットワーク化を推し進め、ビッグデータを土台に、先駆的なプラットフォーム資本主義というモデルに変貌を遂げている。そして、人々の生活と日常における効率を担保し、個々の個体を情報へと置き換えてデジタル化の波へと飲み込む。テクノロジーと映像化によるスピーディーな情報伝達において、人々は自己アイデンティティの解体と向き合うことになる。プラットフォーム資本主義はネートワークの関係性を再構成し、プラットフォーム間の細かな協力関係を派生させ、情報ネットワークに身を置く全ての個体を赤裸々で微小な存在にさせてしまう。非常に開放的だと感じさせる特質も持っているが、この状況は現代を超えた何かを示している訳ではない。反対に、晩期資本主義の論理の延長線上において、最上級の進化を成し遂げ、政治における中立を宣言し、映像を現在と歴史を溶解する道具として用いているだけである。結局、映像は、多彩な現代の暮らしの中で流動しながらも、政治との繋がりが切断され、日常に内在する規律を象徴するものでしかなくなっている。

我々は、自ら指を操り、流暢な手の動きを通して、数秒間で世界からの情報を受信したり、新しい情報を発信したりすることができる。しかし、情報ネットワークに接続した瞬間、個体とそれの生活は無数の数字によって構成される文字と映像に断片化され、拡張し続ける巨大な獣の餌となる。このような大きなギャップが生じているが、解放する力として見なされてきたテクノロジーは、今日、晩期資本主義の文化において、どのようなあり様を呈しているのだろうか。映像の美学は、どのようにしてラディカルな政治的実践として、現代におけるナラティブのメカニズムの中で、有効な行動の方策を組み立てられるのか。生産ではなく、再生産としての映像による混沌において、我々はいかにして先駆的な技術と普遍的な映像の間から、変化の指標を見出せるのか。そして、テクノロジーがもたらす新しい時代において、予測される未来と書き直される過去が無数に織り混ざっている中で、我々はいかに現代文化の思想や観点を表せるのか。

オフラインという言葉は、テクノロジーの革新を否定するわけではなく、空間と時間を溶解する情報ネットワークの視覚的な領域において、また、オンラインとオフラインの間において、個体に少し余裕を与えるようなスペースを保留し、均質化される時空間の中で模索が許される小道を作ることを意味している。「オフライン・ブラウザー」は、現代の情報テクノロジーにおける個人の制御力を回復させるような、映像を用いたアクションプランを募ることを意図している。それはつまり、先述した問いかけに関係しており、ギャップの間に介在する状態-我々の指がスクリーンに触れると同時に、そのビッグデータから汲み上げられたメタデータは、個体(人または人以外のもの)を接点に、再循環及び再生産されるネットワークを織り成す-ということについて問いかけることである。
コンペの募集期間
2017年12月13日(水) から 2018年04月30日(月) まで
コンペの日程
・受付の締切りは、台湾標準時の2018 年4月30日午後23時59分まで。
・締切り後、キュレーターと本美術館によって一次選考が行われます。
・一次選考に通過した作品は、本美術館が招聘する国際選考委員によって二次選考が行われます。
・二次選考を通過した作品は、2018台湾国際ビデオアート展において展示することができます。
・選考委員のリスト及び審査の結果は、2018年7月から8月の間に、本展のホームページ・本美術館のホームページにおいて掲載いたします。
参加方法
参加資格
・18歳以上、国籍不問。個人または団体。応募は各個人・各団体いずれも2点まで。
・映像作品の尺:制限なし。
・映像作品のフォーマット:制限なし。

応募方法
・インターネットによる申し込みに限る。郵送・持ち込みによる受付は一切なし。
・次のリンクをクリックし、Googleフォームに記入して申し込んでください:
 https://goo.gl/forms/1wpXjwLG1CS72MEK2
・受付の締切りは、台湾標準時の2018 年4月30日午後23時59分まで。

審査の流れ
1. 締切り後、キュレーターと本美術館によって一次選考が行われます。
2. 一次選考に通過した作品は、本美術館が招聘する国際選考委員によって二次選考が行われます。
3. 二次選考を通過した作品は、2018台湾国際ビデオアート展において展示することができます。
4. 選考委員のリスト及び審査の結果は、2018年7月から8月の間に、本展のホームページ・本美術館のホームページにおいて掲載いたします。また、本美術館からは、入選者に対して追加資料の提出について別途ご連絡いたします。入選していない方にはお知らせ致しませんので、予めご了承ください。
参加資格
・18歳以上、国籍不問。個人または団体。応募は各個人・各団体いずれも2点まで。
著作権の取扱について
作品の著作権は作家に帰属しますが、美術館による展示作品の写真撮影並びに、その写真を印刷物、広報に使用することについては、それを了承することを条件とします。
主催
鳳甲美術館
お問い合わせ先
鳳甲美術館
住所:11268台湾 台北市北投区大業路166号11F
電話番号:886-2-2894-2272
FAX番号:886-2-2897-3980
ホームページ:http://www.twvideoart.org/、http://www.hong-gah.org.tw/
Email:honggah.tiva@gmail.com
公式ホームページ

国際公募 2018第6回台湾国際ビデオアート展:オフライン・ブラウザー

URL: http://www.twvideoart.org/tiva_18_en/

公式サイトのスクリーンショット