2021年6月1日、第26回 「文房具アイデアコンテスト」の結果が発表されました。
「シンカ― shinka ―」をテーマに行われた本コンテストへの応募総数は、なんと5,596作品(一般部門:3,596作品、ジュニア部門:2,000作品)! 数多くの素晴らしいアイディアが寄せられました。厳正なる審査の結果、その中から一般部門では8作品、ジュニア部門では9作品が受賞となりました。
一般部門 受賞作品
グランプリ『手触りで判別できるノート』
受賞者:塚本裕仁(ツカモトユウジ) 様
「『手触りで判別できるノート』はその名の通り、表紙の紙質の違いで視覚的・触覚的に判別できるノートです。様々な触り心地の中からお気に入りを選べるため、愛着を持って使用することができます。また、用途別に複数のノートを使い分ける際でも、全て白いノートで揃えられるため、統一感のあるスッキリとした印象を保つことができます。従来のノートが持つ大量生産大量消費といったイメージを覆すシンカしたノートです。」
審査員:安次富隆様
「私たちは、ザラザラとサラサラの違いがわかります。それは、高感度な触感のおかげです。しかし、この優れたセンサーに頼るプロダクトはほとんどありません。今や指先は、タッチパネルやキーボードの操作にばかり使われています。「手触りで判断できるノート」は、この忘れつつある触感の真価に気付かせてくれるでしょう。そして、人と道具がお互いの能力を引き出し合う関係が、両者の進化を促すことを示唆しているように思います。」
優秀賞
写真は『ユビサキフセン』
- 『消しゴムプラモ』西尾仁(ニシオヒトシ) 様、古川礼規(フルカワヒロキ)様
- 『Winding Tape』八田興(ハッタタカシ)様、脇坂政高(ワキサカマサタカ)様
- 『色で合わせるステープラー』西尾仁(ニシオヒトシ)様、古川礼規(フルカワヒロキ)様
- 『ユビサキフセン』大島円(オオシママドカ)様
審査員特別賞
写真は『のっぺらスタンプ』
- 安次富隆選出:『日々をなぞるカレンダー』富田真央(トミダマオ)様、菱田晋史(ヒシダシンジ)様、丸山創(マルヤマハジメ)様
- ザリガニワークス選出:『STRONGER』松田将貴(マツダマサキ)様
- 木原陽子選出:『のっぺらスタンプ』手塚美紀(テツカミキ)様
- はじめしゃちょー選出:『shirastick 手汗に悩む人のための、呼吸するペンシル』小比類巻洋太(コヒルイマキヨウタ)様、堀金照平(ホリガネショウヘイ)様
サンスター文具賞
『the Clear file』張庭瑞(チョウテイズイ)様、邱子堯(キュウシギョウ)様
ジュニア部門 受賞作品
グランプリ『しまったー君』
受賞者:伊藤舞唯(イトウマイ)様
「カッターを使っている最中刃が完全にしまいきれず、怪我しそうになった!!などの問題を解決できる!!ドアを閉めることによって、刃が完全に仕舞われて怪我防止になる!!」
審査員:ザリガニワークス様
「これ本当あるあるですし危ないですよね! 最後の1クリック分、刃を納めきっていなくても気づきにくかったりして。それを「扉が閉まりきってないのは気持ち悪い」という人の性理に訴えて解決しちゃうセンスの切れ味に感動致しました。勿論、毎回刃を出す度に扉の中の様子を窺うのも楽しい。」
優秀賞
写真は『わすれものふでばこ』
- 『わすれものふでばこ』新谷朔空(シンタニサク)様
- 『グルードーム』阪本月渚(サカモトルナ)様
- 『鉛筆の中の芯割れ防止キャップ』服部大紀(ハットリダイキ)様
佳作
写真は『ラインドローン☆』
- 『ラインドローン☆』佐藤迪洋(サトウミチヒロ)様
- 『具で箱ラーペン』武川由一朗(タケカワユウイチロウ)様
- 『土器ドキ練り消しメーカー』南谷麻葵(ミナミタニアサギ)様
- 『エンぴツアート あながあいているだけなのに』田島ちひろ(タジマチヒロ)様
- 『消しゴムパンチペン』小清水宏樹(コシミズヒロキ)様
コンテスト公式サイトでは、各受賞作品の詳細や、サンスター文具が応募イラストを元に作成した試作品も見ることが出来ます。ぜひご覧ください!