株式会社Shade3Dが企画する第1回3Dプリンターでフィギュア化イラスト・3Dモデルコンテスト。
担当者の福島理沙さんにコンペナビ編集長橋本がお話を伺ってきました。

祭じゃ! 祭じゃ!
3Dプリンターはやっぱりフィギュアでしょ!

橋本
フィギュアのデザインコンテストって珍しいと思うのですが、思い立ったきっかけを教えてください。
福島さん
コンテストの大きな目標は、3Dプリンターと3DCG業界を盛り上げることです。
弊社オリジナルの3Dプリンターのキャラクター(プリンとサンデー)を作ったのですが、それだけじゃ盛り上がらないよね、というところがきっかけになっています。
 
3Dプリンターはビジネス利用と、ホビー利用に分かれています。
ビジネス利用というのはサンプルパーツだったり、海外だと病院で使うギプスを作った例もありますし、日本国内だとメガネの一部品になったり。
ホビーはフィギュアがほとんどですね。
 
弊社が販売しているソフトはホビーにもビジネスにも使えるものですが、どうやったら盛り上がるかを考えたら…やっぱりホビーじゃないですか! フィギュアじゃないですか!
 
祭じゃ祭じゃ!って感じで盛り上がってほしいです。そのためにコミケやワンフェスの時期もあえて外しました(笑)


3Dプリンターのイメージキャラクター、プリン(左)とサンデー(右)
こちらは3Dプリンターで出力する前に3Dモデル化した状態


 

橋本
コンテストの概要を教えてくれますか。
福島さん
まず2D(イラスト)のキャラクターの募集をして、その次に3Dの作品を募集します。
2Dに応募する人にはその後3Dになることを想定してイラストを描いていただいて、3Dを作る人には先に応募された2D作品の中から好きなキャラクターを選んで作ってもらいます。
 
2Dで応募する人は2Dだけ、3Dの人は3Dだけに応募というので全然問題ありません。
 
でも、せっかくなのでこれを機会に多くの人に3Dの世界に触れてもらえたらいいなぁっていうのが本音ですね。


 
 

橋本
やはり2Dと3Dとでは必要な能力が違うのでしょうか。
福島さん
発想が違うのではと思いますね。
 
あの…例えがアレなんですけど、スカートのなかって2Dだと見えないんで気にしなくてもいいんですけど、3Dだとそこらへんも考慮しないといけないんです。
 
ぐるっと逆さに回してパンツ履いてなかったら問題なので。
橋本
なるほど(笑)
福島さん
しかも、そのパンツが普通のパンツなのか、かぼちゃパンツなのかというのも2Dの人からすると大きな問題なんです(笑)。制作者のこだわりが出る部分でもありますしね。
  
その辺の想像力と、2Dのイラストで表現されているふんわり感とか、イラストの雰囲気を汲み取る想像力なんかも必要となってきますね。


実際にプリンとサンデーのパンツを見せて説明してくれる福島さん

3Dで表現の可能性はもっと広がる

福島さん
このプリンとサンデーの3Dモデルを作ってくれた3Dモデラーさんは、ずっと2Dでイラストを描いていたんですけど、どうも思うように描けなかったらしいんですね。でもなんとかして自分の創作活動を続けたいと思っていて。
 
そうやって表現を模索しているときに3Dに出会って、「これだ!」と思ったそうです。
 
3Dだったら2Dでは表現できないものが表現できるようになり、自分が納得できるクオリティのものが出せることに気付いたそうなんです。


Shade 3Dの操作画面

橋本
なるほど~。もしかしたら、このコンテストがきっかけで自分でも知らなかった能力に気づく人もいるかもしれませんね。
福島さん
実際今ってたくさんの人が2Dのイラストって描いているじゃないですか。上手な人もすごく多くて。そこで勝負していくのってかなり難しいと思うんです。
 
一方で、3Dはまだまだ母数が少ない状況です。
たとえばコミケでだって、あれだけ広いスペースにたくさんの人がいるのに3Dを扱っているのはほんとに少数ですよね。
 
3Dプリンターもここ数年どんどん技術が進化して、安価で、良い出力ができる3Dプリンターが増えてきています。
 
使い方も様々なマニュアル本も出てきていますし、youtubeで解説動画も見れるようになっています。
 
敷居が下がってきたこのタイミングでぜひ3Dを試してみてほしいですね。もし自分にピッタリきたら、きっと表現の幅が大きく広がりますよ。

youtubeにもソフトの使い方が載っています

豪華賞品も!

橋本
あの、募集要項みましたけど商品かなり豪華じゃないですか?
福島さん
いやもう、各所からかき集めたので(笑)
 
最優秀者にはご自身がデザインしたフィギュアも贈呈するのですが、それは光造型の高額プリンターで出力します!
家庭に一般的に普及している熱溶解積層法のプリンターとは違い、綺麗に表現できてお値段も結構いいものなので、そこも楽しみに応募してほしいですね。
橋本
すごい!
福島さん
3Dプリンターには本当にいろんな可能性があります。
 
まずはこのコンテストと通じてオリジナルフィギュアを作りましょう!(笑)

 
 
コンテスト公式サイト
第一回3Dプリンターでフィギュア化イラスト・3Dモデルコンテスト募集要項
 
参考サイト
プリンとサンデーを描いた丘丘(チュウチュウ)さんのインタビュー
プリンとサンデーの3Dモデラーsisioumaruさんへのインタビュー
3DプリンターメーカーXYZプリンティングジャパンさんへのインタビュー